電卓レベルの簡単操作で利用できるシステム作りを心がけていますので、「パソコンは高齢の現場作業者が使えないから・・・」とあきらめていた工場でも運用可能なシステムを提案することができます。

ご提供するシステムはオーダーメイド開発です。特殊なご要望にお応えすることも可能です。最初に一部の業務だけをシステム化し、軌道に乗ったら徐々に他の業務もシステム化していく、というようなステップアップ開発にも対応できます。

下記に開発実績をまとめましたので、参考にして下さい。

 

工程管理システム

対象業種、課題等
  • プリント基板の外形加工全般。多品種大量ロットを処理している。工程数は約10工程。ロット数は70ロット/1日。
  • 大量のロットを扱うため紙ベースでは管理しきれず納期の確認モレや受け入れ状況が把握できない問題が発生していた。
  • 現場への指示が顧客から提供されていたものをそのまま使っていたので、さまざまな書式を理解する必要があった。これが原因で工程飛ばしが発生していた。
  • 作業ロットや実績(良品数、不良数など)を手書きでまとめていたので、集計を電卓で打ち込んでいたが時間がかかるし計算ミスも発生していた。
  • 出荷製品に貼り付けるラベルを手書きしていたので、読めない等の苦情が寄せられていた。
解決方法、主な機能等
  • ロット管理、工程管理を主とするデータ管理システムを制作して導入した。データ管理するパソコン(サーバ)を1台事務所に配置し、現場に1台ずつ入力用のパソコン(クライアント)を配置した。すべてのパソコンはネットワーク接続して通信できるようにした。各パソコンにはバーコードリーダーを接続した。
  • 顧客から注文書を受け取ったときに生産管理担当者がロットデータと工程データを登録する機能を用意した。登録完了後にロットと作業工程をパソコンで管理するための台帳(ロットカード)を印刷し、これをロットに添付して現場を流通させるようにした。
  • ロットカードは本システム標準の作業指示書で書式が統一されている。現場作業者は書式に惑わされることが無くなったので、工程飛ばしが発生しなくなった。
  • 現場作業者が工程作業を行った後に、ロットカードを利用して作業実績(良品数、不良数)を登録する機能を用意した。工程ごとにバーコードが印刷されているので、バーコードをスキャンして数量を入力するだけの簡単操作(電卓レベル)で登録できるため、パソコンに不慣れな作業者でも操作できた。
  • 出荷の際にデータ登録する機能を用意した。このデータを元にお客様に提出する出荷報告書や製品に貼り付ける出荷ラベルを印刷する機能も用意した。手書きによる認識違いが無くなったのでお客様からのクレームが無くなった。
  • 請求書や納品書や伝票を印刷する機能を用意した。書式が顧客ごとに異なるが、顧客ごとにレイアウト登録(EXCELで印刷位置を決める)することでその違いに対応できるようにした。消費税の端数処理も顧客ごとに違うが、その違いを考慮した集計処理を行うので計算ミスがなくなった。
  • 伝票の金額を元に売上集計表自動作成する機能を用意した。電卓作業が無くなったので事務員の作業時間が大幅に縮小した。
ロットカード

ロットカード

作業実績登録

作業実績登録

出荷ラベル

出荷ラベル

伝票レイアウト

伝票レイアウト

納期、費用等
  • 納期(目安):3~6ヶ月(状況および開発機能数により変わります)
  • 開発費用(目安):100~250万円
  • 保守費用(目安):12~36万円/年(出張サポート、定期点検、データバックアップ、障害対応、軽微なバージョンアップなど)

 

 

在庫管理システム

対応業種、課題等
  • プリント基板のNCドリル工程。多種のドリルビットを使用しており、消耗品のため大量に在庫を抱えている。
  • 余分な在庫をなるべく持たないように、在庫数を的確に把握したい。
  • 仕入額が大きく資金計画に影響するので、なるべく短いスパンで購入金額を把握したい。
解決方法、主な機能等
  • 現場で入出庫数を登録し日次の集計表を作成するシステムを制作して導入した。データ管理するパソコン(サーバ)を1台事務所に配置し、NC工程に1台入力用のパソコン(クライアント)を配置した。すべてのパソコンはネットワーク接続して通信できるようにした。
  • 現場で出庫数を登録する機能を用意した。NC加工が始まる前に、在庫からドリルビットを取り出すときにパソコンに数量を登録するようにした。
  • 仕入担当者が入庫数を登録する機能を用意した。仕入れたドリルビットを在庫棚に入れる際に、入庫数を登録するようにした。
  • 生産管理者がドリルビットの入出庫数や金額の集計表を出力する機能を用意した。状況を知りたい任意のタイミングで最新の集計表が確認できるようになった。
納期、費用等
  • 納期(目安):1~3ヶ月(状況および開発機能数により変わります)
  • 開発費用(目安):15~50万円
  • 保守費用(目安):6~18万円/年(出張サポート、定期点検、データバックアップ、障害対応、軽微なバージョンアップなど)